お坊さんのお話

お通夜、告別式と自宅でのお葬式となりました
とてもいいお葬式だったと思います
棺の中の義父はとてもきれいで穏やかな顔でした
苦しむこともなく家族に囲まれて「思い残すことはない」
と言っているようでした


二日間きてくださったお坊さんのお話はとてもわかりやすくて
これからの心の持ちようなどを教えてくれました
娘には「おばあさんに会いに来てあげてくださいね」と言ってくれて
とても暖かい気持ちになりました
心に残った言葉の中で、よく覚悟はしていたから私は大丈夫という
人がいるけれど、死んだとわかっていると頭でわかっていても
どこかでそれを否定していて、それがだんだんこの世にもういないと
心で理解した時に本当の悲しみが襲ってくるもの
その悲しみは受け入れなければ前には進めないが、一人で胸の中に
秘めてはいけない。誰かに聞いてもらったり外にでて発散させるように。
それと義父は亡くなってしまったけれど、死んでしまったからといって
それで終わりということではない。義父の思い出や人柄などは
ここにいる人(家族)に受け継がれていきそれはどんどん続いていくことだ。


家族葬は初めてでしたが本当にいい経験をさせていただきました
みんなの距離がすごく近くて、お坊さんがこんなに身近に感じた事は
今までなかったことでした
斎場には火葬だけのために行きました
お骨になった義父は88歳とは思えないしっかりした骨でした
係りのかたも驚いていたほどで、粉々になっている所がほとんどなく
関節もしっかりして太い骨のままでした
歯形にも歯が残っていました
とても風が強くて寒い日でしたが良く晴れたきれいな空でした
迷わず天国に昇って行けることでしょう。


火葬場から自宅に戻る時、兄の車に義母、姉、夫の4人が乗り
私と娘が二人で乗っていきました
その車の中で義母が兄弟が協力しあってやってくれたことが
今までで一番嬉しかったと言って泣いたそうです
義父の死によって家族の絆が強くなったんだと思います
だからこれからもみんなで義母を支えながら仲良くしていくことが
義父への最高のプレゼントなのでしょう。。。

  今日の夕日